終わった世界へ
去る11月27日、一つの世界が終わりを迎えました。
やがて君になる、最終巻の発売日です。
初めましての方は初めまして。初めましてじゃない方はこのメールを5人以上に転送して下さい。スパゲティモンスターが貴方をお救いになるでしょう、ラーメン。
2019年12月現在、私は既にその生を終えている為、これより綴られる何かは「遺書」のようなものとなります。
心して読んで頂ければ幸いです。時間の無駄だから宇志海ボタンで遊んだ方がいいよ。じゃあな。
よ!
改めまして、私はテーブルヤシと申します。花言葉は「あなたを見守る」。
近年のトレンドとも言えよう、"関係性のオタク"として、界隈の文脈より「観葉植物」と「観測者」の意味をとっています。
「あなたを見守る」だと自分と相手のタイマンみたいなニュアンスが強くてしっくりこない節がありけるので、より相応しげな名前があったらコメント下さい。生え変わります。
さて、病める時も健やかなる時も百合に支えられてきた植物生、やが君最終巻発売のひと月以上前から私は
カンジョ-!!!!
以外の鳴き声が発せなくなっており、萎びた根をアブラたっぷりの麺で潤しつつどうにか生き存えていました。
私の書庫の内で最も大きな存在と言っても過言ではない「やが君」の完結は、この生を終えるには丁度良い節目であったと言えます。じゃあな。
感想といきたいところですが、もうなんというか、言葉は無いというか……。
私にとって、欲しかったもの全部をくれた、非の打ち所がない作品でした。
作者の仲谷鳰さんは7巻の後書きで次のようなことを言っています。(意訳です)
やが君の世界は自分の外にあり、自分はそれをなるべく正確に伝えられるよう試行錯誤している。アニメの制作に関わる中で、自分以外の人にもやが君の世界が見えていることが感じられた。
これにはなるほどと思う部分があって、これもまた最近の風潮だと思っているのですが。カレーを食べに行って、美味しいカレーが出てくるととても嬉しいという話です。
かのプロメアに拍手喝采を、かのジョーカーに歓声を、あの娘にキスと白百合を送ったオタクの皆さんには覚えがあるかと思います。その花びらにくちづけを。
作品を観る中で、ある程度読める展開・理想の展開が自分の中に生まれて、その通りに話が進むと気持ちが良かったりします。下手に奇をてらった展開よりも、気持ちよくやっちまってくれればよかったのに、みたいな話は結構聞きますよね。
仲谷さんが言うように、自分の中で作品の世界が見えている状態というものがあって、その世界をより良く魅せてくれる作品っていうのは……ええんやな……。(突然浸り始める)
まあ、そういう作品でした。「やがて君になる」。
そもそも絵と演出が好きなんですよ2巻の最終盤とかマジでよォ天才なんかな。あと甘いシーンと重い展開を2人で両立させた状況設定も秀逸極まりない。んで最終巻にして物語の決着どころか全部アレやコレやマジで全部ッカァ~~~~~~~~~~~~!!!!!!
そんで世界が終わったので私は最期に
カンショー!!!!
と鳴いて死ぬなどしました、はいおしまいおしまい(もうクソどうでもいい)
遺言
「やがて君になる」を読んでください。
じゃあな。
で、
終わりがあれば始まりがあるということで。
かの有名な百合漫画「citrus」の続編、その第一巻が発売されましたね。イェ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!(死者蘇生)
出会いと別れは好きです。
感情も感傷も最高さI know.
また一杯新しい世界と出会っていきたい。
そもそもやが君だってまた舞台あったり完全に供給止まるワケじゃないんすよね。そこんとこよろしく。
ところで桜Trickのアニメだけ観たよって人います?
あれラスト「私達、なんかトクベツだよね❤」って感じでしたよね。関係に名前はつけなかった。
原作漫画は完全な恋愛モノとして完結してますよ。